4月16日(土)の「かわせみ」に
招福万来の会 子ども落語会の様子が掲載されました。
小中生が落語 本堂に笑い声響く
「招福万来の会子ども落語会」を開いた
せいたく寺の仲間たち
「かなづちで釘を打つと鉄と鉄がぶつかって、かなづちが減るから貸せないって」「けちだな、隣は。じゃ、うちのを出して使え」。軽妙な語り囗にどっと笑い声が起きる。
甲斐市天狗沢の清澤寺(國守清響住職)で開かれた「招福万来の会子ども落語会」。小中学生9人が、小噺をはじめ、甲州弁や現代風にアレンジした落語や大喜利を披露した。
子どもたちは、甲斐市の双葉公民館の落語講座に参加したのをきっかけに落語を始めた。公民館祭りなどで披露してきたが、持ち時間が短く「長い演目もやりたい」との声が上がり、國守住職らによる「清澤会」が協力し本堂での開催となった。
指導に当たっている山梨落語研究会の「墨亭河童」こと川邉修作さん(61歳)は「みんな熱心ですよ」と目を細める。今回の 「招福万来の会」というネーミングや演目なども、すべて子どもたちが決めたという。
「京亭梅の花」こと長田悠那さん(12歳、写真左上)は、和歌を題材にした古典落語を披露。「日本の伝統芸能で笑ってもらい、お客さんをいい気分にできるのが落語の魅力」と話す。
また「墨亭小河童」こと佐藤愛希君(13歳、左下)は「笑ってくれるのが楽しい」と笑顔を見せた。会の終わりには、子どもたちが名付けたという「手ならい亭ムーミン」こと國守住職が全員に表彰状を手渡して、がんばりをたたえた。
平成28年4月16日(土)かわせみ より