萬松山清澤寺

旧本堂

曹洞宗・萬松山清澤寺は元禄16年(1703年)癸未8月創建。
開山は閤推普國(ごうすいふこく)大和尚禅師。

今からおよそ300年ほど前、歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』で有名な元禄赤穂事件、関東地方を襲った元禄の大地震があった時代です。

本寺は甲府市愛宕町の大泉寺、大本山は福井県・永平寺、神奈川県・總持寺。
寺内には弘法大師(僧空海)が天長7年7月7日に造ったと伝えられる弁財天像、三十三観音などが奉安されています。

お寺は、山梨県のほぼ中央部、甲斐市天狗沢(旧中巨摩郡敷島町天狗沢)という郊外の小高い山の一隅にあります。
周辺は田畑が広がり、また近年は宅地化が進んでいる地域です。
霊園からは晴れた日には遙か富士山が望めます。

現在の本堂

現在の本殿(2018年5月撮影)

この本堂は平成5年1月、檀信徒の総意によって建設することが決定され、3年の工事期間を経て平成8年4月に落成いたしました。
 正面に掲げてある「萬松山」の山号額は曹洞宗をお拓きになられた道元禅師様が青年期に修行された宋(現在の中華人民共和国)にある天童山のご住職様の墨跡を、宮大工棟梁の小林一夫氏が篆刻されたものです。

「萬松山」の山号額

この本堂は

  • 修行の道場(参禅会等)
  • 礼佛の道場(御仏を拝むところ)
  • 葬祭の道場(冠婚葬祭、法要を行う)
  • 教化の道場(婦人会、ご詠歌、写佛、写経等)

として使用されています。

客殿

法要の後席、結婚式の控室、小宴席、また早朝座禅会の後でお粥をいただくなど幅広く利用されています。
襖には悟山人先生の俳画と苔台先生の書、11点が配置されています。

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